版権物について語る

版権物(ゲームやマンガなど)について語ることが多いです。

ヘラクレスの栄光Ⅲ 神々の沈黙 お話 

今回は『ヘラクレスの栄光Ⅲ 神々の沈黙』の二次創作です。
自分が考えた話を書いています。

◆読む前にご注意下さい!

※台本になります。

※ネタバレ含みます。

※原作は未プレイです。
G-MODEアーカイブス版しかプレイしていないので、キャラのイメージはこちらの方になります。

※ステイアと謎の男が姉弟のような感じになっています。

※主人公の、記憶喪失の時と記憶が戻った後では、口調や性格を少し変えています。
・記憶喪失の一人称「俺」
・戻った時の一人称「私」

▲上記が全て許せる方だけ次にお進み下さい。



※キャラの名前は
主人公→ハノ
謎の男→ヒュイ
になっています。
『ハノ』
ギリシャ語で失うの意味。記憶を失ったから。
『ヒュイ』
ギリシャ語で息子の意味がヒュイオス→ヒュイ。


レイオン「なあハノ。ヒュイってお前の記憶に関係ある奴なのか?記憶が戻ってからヒュイのことをやたら気にかけてるじゃねぇか」
ハノ「詳しい事は話せないのだが…。ヒュイは、私の記憶の中にいた大切な存在だ。あまり話す子ではなかったが優しい性格だった…。私の…私のせいでヒュイに辛い思いをさせてしまったのだ…」
しばらくの間。
レイオン「ま、何があったのかは知らねーが。お前がそこまで思ってんなら。オレは何も言わねえよ」
ハノ「ありがとう。レイオン」
レイオン「とは言っても、あいつのことは嫌いだけどな」
ハノ「お前らしいな」
レイオン「へへっ。じゃオレは先に部屋に戻るぜ」
レイオンは去っていき、一人残るハノ。
ハノ(おそらく、ヒュイは、私が父であると気づいている。しかし、過去に罪を犯し神の怒りをかった私が、生きていられる時間は長くない…。私は、息子を一人残して、この世から消えてしまうだろう…)


※ここからは上記とは別の話になります。


ステイア「ヒュイ立てる?私につかまって」
ヒュイ「いや、大丈夫だ」
しかしふらついてしまう。
ステイア「こういう時は遠慮しなくていいのよ。仲間でしょ」
肩をかす。
ヒュイ「すまない」
しばらく歩く。
ステイア「レイオンはなぜ、あなたを嫌うのかしら?」
ヒュイ「私にもわからぬ。ただ、私はレイオン殿が嫌いではない。ハノ殿がレイオン殿を頼りにしているのなら、私はそれを信じる」
ステイア「ヒュイ」
その様子を、やや遠くから見たハノとレイオン。
レイオン「なにっ!ヒュイの奴ステイアとくっついてんじゃねーよ!」
ハノ「落ち着けレイオン」
レイオン「落ち着けるかよ!ステイアはヒュイばっかり心配してるじゃねーか」
ハノ「あれは弟を可愛がっているようなものだぞ」
レイオン「なんと思おうと。オレはあいつをこれ以上ステイアと関わらせたくねぇ。ステイアはオレが守る!」
とステイアの元へ走って行く。

※また別の話になります。

買い出し担当になり街を歩いている、ステイアとヒュイ。
ヒュイ「つまり、ステイア殿はレイオン殿のことが気になるのだな」
ステイア「えっ!?ど、どうしてそうなるのよ?」
ヒュイ「先程からレイオン殿の話ばかりしているぞ」
ステイア「そっそんなことないわ。き、気のせいよ」
ステイアは動揺している。
そんな二人を影から見ていた男たちがいた。
酒瓶を手にしており顔は赤くなっていた。
男1「赤い髪の子かわいいな~スタイルもいいし」
男2「ショートの女の子は、胸はまな板だけど綺麗な顔してるぜ」
酔っ払いの男二人が、ステイアとヒュイの前にフラフラと現れた。
男1「こんにちは~二人でどこへ行くのかな?」
男2「オレたちと一緒に街を見て廻ろうぜ」
ステイア「何よあなたたち!私たちは忙しいの!どいてよ!」
男1「おーおー。かわいいのに威勢がいいねぇ」
ヒュイ「!」
ヒュイがステイアの前にスッと出た。
男2「おおっ!近くで見るとますます美人だなぁ」
ヒュイ「今すぐ去れ!」
男1「なっ!?今の声…こいつ男かよ!?」
男2「お、男だと!?ウソだろ!?ちくしょー!オレを騙しやがってー!」
ステイア「何言ってるのよ。勝手に間違ったのはあなたたちでしょう」
男2「うるせえ!好みの女だと思ってたのに許さねぇー!」
男1「あっ、こいつ男には容赦なくボコボコにするから気をつけろよ」
男が、殴りかかってくるが、ヒュイは素早くかわす。
男は酔いが回っているせいか、勢いあまってそのまま倒れてしまった。
ヒュイ「どうやら、戦い方を知らぬ者たちのようだな」
そしてーー
ステイアとヒュイの話を聞いたハノ。
ハノ「それは大変だったな」
ステイア「それでね。ヒュイが一人であいつらをやっつけちゃったのよ」
ハノ(ヒュイ…。まだ少年なのに、あれほどまでの力をつけなければならない何かが過去にあったんだろうか?それに、ヒュイとは初めて会った気がしないんだ。俺の過去に関わった人なんだろうか?記憶が戻れば、わかるかもしれないな)
ヒュイ「実は…今回だけではない。私は、よく女に見られてしまうのだ。なぜかはわからぬが…」
ステイア「えっ!?」
ヒュイ「どこから見ても男だろう。なぜ女に見えるのだ?」
ステイア(もしかして自覚がないのかしら?この子)